健康的な体づくり

おせちは塩分や糖質が多め?食べ過ぎないための対策方法を紹介!

投稿日:2022年12月27日 更新日:

お正月といえばおせち!でも気をつけなければいけない点も?

お正月といえばおせち料理。本来、神様のお供え物である’’御節供(おせちく)’’からきており、無病息災、子孫繁栄などを意味する縁起物です。きっと家族や親戚を集めて食べる方がほとんどでしょう。しかしおせち料理を食べ過ぎてしまうと、正月太りや塩分過多、糖質の摂り過ぎになりかねません。
そこで今回は、おせち料理で気をつけてもらいたいポイントと、食べ過ぎないためのコツについて皆様にご紹介していきます!

 

おせち料理で気をつけたい点はこの3つ!

冒頭でも説明させていただいた通り、おせち料理を食べる際にはいくつか気をつけてもらいたいことがあります。ポイントは以下の3つです。

・糖質の摂り過ぎ
・塩分過多
・野菜不足

正月太りや、年始から体調を崩さないためにもこのポイントを押さえてもらいたいです。では詳しく解説していきましょう!

 

おせち料理は糖質が多い!

意外に思うかもしれませんが、実はおせち料理に使われている食材は糖質が多いです。1番糖質が多いものは、勝負運や金運などが上がることから商売繁盛を意味する「くりきんとん」。なんと50gで26gもの糖質が含まれています。2番目に多いものは学業成就や子孫繁栄を意味する「伊達巻き」。たしかに伊達巻きは甘いですよね。たった2切れで10g以上の糖質が含まれています。26gや10gと聞いてもピンと来ないかもしれません。具体例をあげますと、市販で売られているプッチンプリン1個の糖質は約27g、シュークリーム1個の糖質は約18gです。おせち料理は雑談をはさみながら食べるもの。あなたが思った以上にくりきんとんや伊達巻きを食べてしまっていることでしょう。つまり’’プリンやシュークリームを沢山食べてしまっている’’ということになります。

おせち料理は塩分が多い!

糖分の他にも、おせち料理は塩分が多いです。1番塩分が多いものはマメに働けるようにを意味する「黒豆」。80gで1.3gも含まれています。もちろん糖分も多いですが、意外と塩分も多いです。そして2番目に塩分が多いものは子孫繁栄を意味する「数の子」。たった1本で1gの塩分を含みます。厚生労働省から発表されている1日の塩分量は、男性7.5g未満女性6.5g未満です。黒豆や数の子以外にも、おせち料理にはたくさんのおかずが揃っています。ついつい食べ過ぎてしまうと1日の塩分量をすぐに超えてしまうでしょう。

おせち料理は野菜が摂りにくい!

おせち料理は意外と野菜が摂れません。そこでおすすめなのが「煮しめ(煮物)」を作ること。煮しめの味付けは各家庭によって異なりますが、上記でも説明した通りおせち料理は塩分が多く含まれているため、煮しめを作る際も塩分に注意しなければなりません。醤油や出汁はなるべく控え、野菜本来の味を引き立たせることが重要です。

 

おせち料理を食べ過ぎないためのコツはこちら!

家族や親戚が集まると雑談がとまらず、ついついおせち料理にも箸が進みがち。おせち料理を食べ過ぎないためのコツは以下の3点があげられます。

・同じおかずばかりではなく、いろいろなおかずを食べる
・小皿に取って食べる
・無理に食べない

ポイントを押さえながらゆっくり解説していきましょう。

同じばかりではなくいろいろなおかずを食べる

おせち料理には沢山のおかずが揃っています。同じものを食べていくのではなく、満遍なく食べることがおすすめ。途中で違う味のものを食べると、少量でもお腹が満たされていきます。食べる際のポイントとしては「糖質が低いものから食べる」ということ。いきなり栗きんとんや黒豆を食べてしまうと、血糖値が急激に上昇してしまいます。したがって比較的糖質が低めの「紅白なます」「かまぼこ」から食べてみると良いでしょう。

小皿に取って食べる

おせちが入っている重箱からそのまま食べるのではなく、一度小皿に取り分けましょう。自分が食べる量を小皿に取ることで、食べ過ぎを防止できます。また小皿に取ったものを’’ゆっくり’’食べることもポイント。急がずに「よく噛む」ことも意識しましょう。

無理に食べない

食べ過ぎないコツ、最後は「無理に食べない」ことです。家族や親戚がまだ食べていると、箸を止めるタイミングが難しいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。食べ過ぎてしまうと、あとで腹痛や下痢を起こしてしまうかもしれません。自分がお腹いっぱいだと思ったら、そこでを止めることをおすすめします。

 

食べ方を工夫しておせちを楽しみましょう!

今回は、おせち料理を食べる際の注意してもらいたいポイントと食べ過ぎないためのコツについて紹介しました。おせち料理は悪いものではありません。むしろ年始の縁起物としてぜひ食べていただきたいものです。塩分や糖質に気をつけながら、家族や親戚との団らんを楽しむのが良いでしょう。

次回は、お正月明けに起こりやすい「お餅の処理」についてです。お雑煮で余ったお餅の保存方法やリメイクについて紹介していきます!

オガライフライター なぽまる さん のプロフィール


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なぽまる さん

石川県在住の管理栄養士。特別養護老人ホームや福祉施設、病院など様々な場面で勤務。しかし現場で働くだけでなく、「食の大切さ」をメディアで届けたいと思いライターの道へ進む。「なぜ食事を摂る必要があるのか」「一人暮らしでも簡単に作れるレシピは?」このような疑問を持つ読者のための情報を発信中。

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