日本と海外のオーガニック文化

知っておきたい着物の豆知識!〜日本の素晴らしき文化〜

投稿日:2022年12月21日 更新日:

着物の今を知ってる?歴史と共に変化する日本の文化とは?

日本文化の象徴といっても過言ではない「着物」。弥生時代の布を、巻いた巻布衣(かんぷい)や穴に頭を通した貫頭衣(かんとうい)などで、衣服を着る習慣がついたようです。その後京都を中心に着物文化が栄え、平安時代には、「十二単衣」と「小袖」で身分の違いを象徴するようになったそう。江戸時代では、小袖が一般的になる一方で、庶民は「四十八茶百鼠(しじゅうはっちゃくねじみ)」という、今でいうくすみカラーの着物を着なければならないという決まりもあったのだとか。
昭和中期までは、嫁入り支度に着物を仕立てるのが一般的でしたが、近年、着物を購入するより、レンタルすることが多くなってきました。着物について知れば知るほど、より選ぶ楽しみが増えます!そこで今回は、着物に込められた願いや着物を着るときのTPOなどをご紹介します。

 

覚えておきたい!着物のTPO!

着物には、その時々のシーンで選ぶ物を変えるというしきたりがあります。
『礼装着』・・・特別な日に着る着物のこと、
・花嫁の白無垢(結婚式で)
・既婚女性の黒留袖(主に結婚式で両家の親が着用)
・未婚女性の振り袖(結婚式や成人式で着用)
・黒紋付(喪服)
『準礼装着』・・・礼装着の次に格のある着物のこと。
・色留袖(結婚式等で、親族の姉妹や親類が着る着物)
・訪問着(パーティーや式典などに最適) など
『外出着』・・・カジュアルな場で楽しむ着物のこと。
・小紋(友人との食事やカジュアルなパーティーに適した着物)
・紬の訪問着(小紋同様カジュアルな場に適した着物)
『普段着・街着』・・・普段着や街を探索するのに適した着物のこと
・紬(小物次第では同級会・観劇・高級レストランでの着用可。どんなに高級な紬の着物でも式典等には不向き。)
・浴衣(最も格の低い着物) など
上記のように、着物には細かい決まりがあります。着物を着用する場合には、着物屋さんでプロに相談するのがおすすめです◎

 

奥深き日本の心…着物の柄に込められた願い

着物柄には、それぞれに願いや思いが込められています。
〈生き物〉
・蝶(立身出世や不死不滅)
・鶴(長寿や生命力の豊かさ)
・兎(子孫繁栄)
・鯉(立身出世)
〈草や花〉
・松竹梅(生命の輝きと力強さ)
・桜(五穀豊穣や門出を祝う)
・薔薇(赤は、情熱・白は清純)
〈物〉
・組紐(魔除け)
・貝桶(夫婦円満)
・矢羽(魔を払う)
・毬(健康と成長)
このように、着物の柄には、様々な願いが込められています。それぞれの願いを知ることで、着物がもっと好きになり選ぶ楽しみが増えますね!

 

着物をリメイクして思い出の品を宝物に!

古くなったり汚れたりして着ることができない着物や、思い出の品は、なかなか手放すことができませんよね?そこでおすすめなのが、着物のリメイク!ワンピースなどの洋服の他に、日傘やハンドバッグ、ペンダントなどのアクセサリーにもリメイクできるのだとか!プレゼントにおすすめな、テディベアもあり着物の新たな可愛さを発見できるのではないでしょうか?そして、宝物をタンスで眠らすことなく、輝かせることができます◎
詳しくは、『着物リメイクのお店カナタツ商店』のホームーページをご確認ください!

着物リメイクのお店カナタツ商店のホームーページはこちら

他にも、着物リメイクの本などもあるので、自分でリメイクしてみるのも◎いかがでしたか?お正月や成人式で着物を見る機会や着用することが多くなるシーズンです。ぜひ、着物について関心を深め、日本の文化の素晴らしさに触れてみませんか?

オガライフライター A-sa さん のプロフィール


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A-sa さん

健康と環境に配慮した美容院でエステティシャンを経て、現在は3人+1匹を育てながらフリーライターとして活動しています。母の自然派の子育てを真似ながら自身でも、子育てに役立つオーガニック商品などを探すのが好きです。ターシャ・テューダーのように、自然豊かな場所で、本を書いて暮らすのが夢です。

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