目次
“秋バテ”の正体を知っていますか?
“夏バテ”はよく聞く言葉ですが、“秋バテ”というものをご存知ですか?暑い夏から秋に移行するこの時期、何となく調子が悪かったり、ダルさを感じたりする…そんな経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。この“秋バテ”ですが、朝晩の気温の激しさが原因の一つでもあります。気温の変化に身体がついていけないことにより、自律神経が乱れ、本来できていた身体内でのコントロールが効きにくくなってしまうのです。そうなると、「ストレスが溜まりやすい」「憂鬱な気分になりやすい」「風邪や食中毒になりやすい」など、様々な体調不良を引き起こしてしまうのです。よく“食欲の秋”と言いますが、実は食中毒が一番多い季節でもあるのです。ではそんな自律神経の乱れは、どうやったら改善できるのでしょうか?
自律神経を整えるためには、アロマが最適!おすすめアロマその1“ラベンダー”
自律神経の乱れを整え、体調を良くしたい!そんな方にまずオススメしたいのが、「ラベンダー」の精油です。ラベンダーには、副交感神経を優位にさせる働きがたっぷりあります。そのため、香りを嗅ぐだけで自然と落ち着きを取り戻し、リラックスすることができます。
ディフューザーに精油を垂らし、お部屋で炊いていただく方法ももちろん効果的ですが、これからの時期は、お風呂にお湯をはり、そこに精油を垂らす方法がオススメです。精油をお湯に入れることにより、嗅覚だけでなく、皮膚を経由して精油を吸収することができるからです。「落ち着けなくて夜なかなか寝付けない」なんて時には、精油に精製水とアルコールを入れオリジナルスプレーを作り、枕や布団にかける方法も良いですよ。ラベンダーの癒し効果で、ゆっくりと眠りにいざなってくれます。
憂鬱な気分が晴れない時におすすめ!アロマその2“スイートオレンジ”
秋バテの影響で、「なんとなく気分が優れない」「どうしても気分が落ち込んでしまう」そんな時には、柑橘系の精油がオススメです。柑橘系の香りの多くはラベンダーと反対に、交感神経を高める効果が多く含まれています。憂鬱な気持ちを晴らし、心をポジティブな方向へと導いてくれるのです。
柑橘系の中でも、「スイートオレンジ」は特に使いやすい精油です。柑橘系は光毒性(光に当たると毒を発してしまう性質)を含んでいる精油が多いのですが、スイートオレンジにはその心配がありません。そのため、皮膚に直接触れる使用法も可能です。ホホバオイルなどの植物油に精油を垂らし、凝りや冷えの気になる箇所をマッサージすると、疲れが取れるだけでなく、気持ちもリフレッシュすることができますよ。もっとリフレッシュしたい!という方には、グレープフルーツやレモンの精油もオススメです。この2つは光毒性があるため、ディフューザーで炊く等、肌には直接触れないよう注意してくださいね!
秋バテに気をつけていたけど、ちょっと喉が痛いかも?そう感じたあなたにおすすめ!アロマその3“ユーカリ”
気持ちのコントロールは大丈夫だけど、うっかり喉を傷めてしまった!そんな方には、「ユーカリ」の精油がオススメです。ユーカリには呼吸の強壮作用や抗ウイルス作用が含まれており、喉や鼻の不調を抱える方のための香りと言ってもいいほどです。直接香りを嗅いでも十分効果が得られますが、ボール等にお湯をはった状態にし、そこに精油を垂らして香りを嗅ぐようにすると、より効果が得られます。
実はこのユーカリ、スキンケアにも最適な精油なのです。シミの改善に効果があると言われているため、キャリアオイルに少量を混ぜ、使用していただくこともできます。喉にも肌にも良い精油、一石二鳥ですね。1.8シネオールという消毒成分が含まれているため、敏感肌の方は皮膚が荒れないかテストしてからご使用くださいね。
季節の変わり目で体調を崩しやすいこの時期、アロマを活用して賢く気分良く乗り越えましょう。