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オーガニックライフを楽しむには?~オーガニック食品~
4年前から住んでいる賃貸一軒家の我が家のまわりには、徒歩5分圏内でも4~5件の農家さんが野菜を育てています。
目次
農家さんとのご近所付き合いも楽しくあたたかく、そんな畑に囲まれて、私の家族は暮らしています。
みなさん、二世代、三世代で農作業をされています。
おじいさん、おばあさん、お父さん、たまに孫も加わり作業をしている光景に、いつも胸があたたかくなります。
70歳を過ぎても現役バリバリで、みなさん本当に逞しくて優しくて、灼熱の太陽が降りそそぐ暑い日も、水が凍りそうなほど寒い日も、外で働かれている姿を見ては、頭が下がる思いでいっぱいになります。
それはもう、かっこよくて美しいのです!
核家族化がどんどん当たり前になってきている現代で、農家を継続していくこと、継いで生計を立てていくことは、いろんな覚悟があるんだろうなぁ、と想像します。
そんな近所の農家さんの農作物には、農薬も肥料も普通に使われています。
時代の流れに合わせて、たくさん収穫ができて、天候に大きく左右されずに安定して収穫が出来るように使用されています。
朝、起きて窓を開けると、縁側に野菜が置かれていたり、すれ違ったときにジャガイモをひょいっといただいたり、そんな農家さんからのお裾分けに我が家は感謝いっぱいで、ありがたく頂いています。
農薬を使用する慣行栽培が当たり前になった時代背景には、一言では説明しきれない様々な要因があります。
そこについての説明は私からここには書きませんが、いつも思いを馳せることがあります。
「奥さんが少しでも体を休められたらなぁ」という、男の人の、愛。
やはり私は、性善説の世界観が好きですね。
農薬や肥料の「害」だけにフォーカスすることは、簡単なのです。
私もしっかりフォーカスして、「無農薬じやないと危険!食べたくない!」と、神経質に怯えていた時期もありました。
しかし、そこだけに傾いていたままだったら、親切な農家さんからのお裾分けに対しての感謝の気持ちは、今の半分になっていたかもしれません。
こういった背景のある私だからこそ、伝えられることがあるのかもしれません。
それをふまえて、農薬の害についても少し書いてみます。
農薬は、食べる側だけではなく、生産者さんにももちろん影響がありますね。
農薬の種類や使用量にもよりますが、農作業中に薬の影響により具合が悪くなるということもあるのです。
農業経営の効率化とともに、体に負担が大きい薬を使うことが、現在農薬を使用している全ての農家さんにとって、本当に必要なことなのでしょうか。
作る側、買う側の意識によって、農薬大国でなくなることもできるのではないでしょうか。