食べてくれる人がいて完成する“食卓”と家族の健康

子どもの食育・食事・教育について

フードコーディネーターが思う!食べてくれる人がいて完成する“食卓”と家族の健康

投稿日:2018年7月19日 更新日:

ファーマーズマーケットで選ぶ食材でおいしいごはん

 

 

ファーマーズマーケット企画最終記事!試食会のエピソードと裏話

前回の記事から間が空いてしまいましたが、今日はファーマーズマーケットで手に入れた食材で作ったワンプレートごはんを、オガライフ編集部の方々が我が家まで食べに来てくださったエピソードとファーマーズマーケットでの裏話をご紹介します!

 

会話のある食卓が家族の健康につながる!

実は「ファーマーズマーケットで買った食材で美味しいご飯を作って記事にする」という今回の企画は、ファーマーズマーケットでの取材の後は、私一人で料理を作って写真と記事を用意すれば完結することでした。
「でもせっかく作るなら、食べてもらいたい!!」
という私のわがままと、みんなで食べてもらうことから伝えたい私の想いがあったことから、オガライフサイトの方々が我が家まで足を運んでくださったのです!

オガライフのライター、フードコーディネーターShioさんにファーマーズマーケットで買ってきた食材で昼食を作って頂く

試食会当日、お昼頃我が家へいらしてくださったのはオガライフ編集部の能見さんと岩倉さん。
どんなメニューにするかは事前に相談済みではありましたが、実際に食べてもらうとなると食業界の長い私でも緊張するものです。(笑)

  • 農薬不使用野菜の新鮮サラダ
  • 紅くるり大根の即席漬け
  • 芽キャベツの素揚げ
  • いろいろ米と無添加味噌を使った焼きおにぎり
  • たこと山椒の混ぜご飯のおにぎり
  • 白身魚のフライ、ジャンジャンブルソース添え
  • 出し巻き卵
  • 豚汁

ファーマーズマーケットの食材はどれも新鮮で、素材そのものの味がしっかりしたおいしいものばかりなので、お料理は素材の味を生かす献立にしました。試食してくださったお二人からは「おいしい!」と大好評!

「これはどうやって味付けしてますか?」
「これはどうやって作ったんですか?」

など、お二人からはいろいろな質問が出ました。
私が望んでいたことはまさにこの会話にあります!

「食事を中心に広がる会話」。

昔、おじいちゃんやおばあちゃんも含めて大所帯で食卓を囲んでいた時代は当たり前であったであろう食卓での家族の会話。
子供達は食事の場で、学校での出来事を話したり、悩みを相談したりしていたものです。ところが近年は核家族化が進み、両親は共働きが増え、子供達は塾や部活、習い事でなかなか一緒に食卓を囲む機会が減っています。

食卓での会話は、実は家族の健康のバロメーターにもなると私は考えています。なぜなら、家族がご飯を食べる様子や量を観察することで健康状態をチェックできるから。食欲がなければ体の具合が悪い、もしくは深刻な悩みがあるといった何かのサインである場合が多いのです。毎日一緒に食卓を囲んでいれば、この変化にいち早く気付き、対処をしてあげることができます。
こうした積み重ねが家族みんなの健康にもつながり、「これおいしいね!」と楽しみながら食事をすることはどんな健康食よりも効果的に免疫力アップにつながります。

しかし、共働きが多い現代、なかなか毎日きちんと食事を作って家族みんなで揃って食事をすることは難しいかもしれません。毎日が難しければお休みの日の夕食だけでも構いません。意識して同じ食卓を囲む時間を作ると、家族のつながりは変わってくると思います。そのつながりこそが家族みんなが健康になる秘訣だと私は信じています。

 

食事会でのおもしろエピソードとファーマーズマーケットでの裏話

さて、試食会に来てくださったお二人を前に思わず私がやってしまったことで、「へぇー!面白いですね!」と言われてしまったことがあります。
それは「料理を直す」こと。

オガライフのライター、フードコーディネーターShioさんにファーマーズマーケットで買ってきた食材で昼食を作って頂く

私は普段カメラのアングルや照明の当たる位置、お皿の形や色、その下に引くランチョンマットなどの布の色など、ありとあらゆることを想定して盛り付けをし、テスト撮影で位置が悪ければ、盛り付けをし直したりもします。これが体に染みついているため、外食の時に携帯のカメラで個人的に撮影する時にも思わず、料理が美味しそうに見えるように盛り付け位置を少しずらしたりしてしまうこともあるのです。

このクセが試食会でもうっかり出てしまい、盛り付け箸を片手に「直してもいいですか?」とぽろっと無意識に聞いてしまいました。
その一言に、お二人はぽかんとなってしまい、焦った私は自分のクセを説明した次第です(笑)
半分業界用語のような私の意味不明な質問に、笑って感心してくださったお二人の優しさに感謝でした。

さて、前回までの記事ではお話をしておりませんでしたが、ファーマーズマーケットでの取材中、いろいろな珍しい食材やお菓子を発見しては試食(つまみ食いとも言います笑)していました!

白樺樹液

北海道出身の私でも知らなかった白樺樹液!味はさらっとしていて飲みやすかったです。

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「白樺樹液」

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「白樺樹液」

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「白樺樹液」の試飲

 

ビーボール

はちみつ屋さんで見つけたビーボールという「おやつ」。
蜂花粉というミツバチが採ってきた花粉を酵素で固めたものでスーパーフードとしても有名な食材。この蜂花粉を贅沢に使って作ったおやつ。ラスト1つをゲットして3人でシェアして食べました!自然な甘みで、体に優しいおやつとして推薦したい味でした。

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「ハチミツのお菓子」

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「ハチミツのお菓子」を試食

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「ハチミツ」

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「ハチミツのお菓子」を試食

 

青山のファーマーズマーケットの様子

お米も売ってます。

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「お米」

 

こちらは燻製ナッツ。試食させて頂きました。

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材の「燻製ナッツ」

 

今回のメニュー「芽キャベツの素揚げ」で使った芽キャベツ。

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材「芽キャベツ」

 

スーパーなどでは見かける事も少ない生のこしょうもあります。こういう食材があるのもファーマーズマーケットの良いところですね。

青山のファーマーズマーケットで見かけた食材「生こしょう」

 

この日の青山のファーマーズマーケットも大盛況でした。みなさんの食に関する意識の高さが感じます。

青山のファーマーズマーケットの雰囲気

 

オガライフ編集部の方にお会いして。

今回のこの企画で初めてお会いさせていただくことになった能見さんと岩倉さん。
ファーマーズマーケットを歩き回った後、出店していたお店でおいしいコーヒーをいただきながら、オガライフができたきっかけや、オガライフの想い、私のオーガニックライフや食についての想いを初めてシェアさせていただく貴重な時間がありました。

青山のファーマーズマーケットで見かけたコーヒーショップ

青山のファーマーズマーケットでオガライフのミーティング

いろいろなお話をさせていただく中で、オガライフさんのモットーや趣旨に触れ、オガライフのライターに選んでいただいたことに改めて感謝し、このサイトで発信させていただけることを嬉しく思いました。これからもオガライフを通じてたくさんの方にオーガニックライフを楽しむヒントや健康や美容にいい食、
日本や世界の伝統食などを伝えていきたいと思っております。

次回は私の出身地でもある帯広のファーマーズマーケットをご紹介致します!食の宝庫・とかちが誇る大地の恵みたっぷりのお野菜たちをお楽しみに!


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Shioさん

フードスタイリストとして様々なTV番組、CM、広告撮影を手がける。 しかし29歳で持病のアトピーが重症化し、大きく体調を壊した経験をきっかけに、それまでの「魅せる食」から「生きる食」へ視点を変える。 ローフード、ナチュラル・ハイジーン、東洋医学、ヨガ・瞑想などを独学で学び、「カラダの声を聞く」ということの大切さを痛感。 自分と向き合い、学んだ知識を自分がやりやすいスタイルで生活に取り入れてアトピー・体調を改善。 現在、「健康的に楽しく生きるために何を食べる? 〜選ぶチカラを育てよう!〜」をモットーにセミナーやカウンセリング活動を行う。 フードスタイリスト/フードコーディネーター/食生活アドバイザー /調理師/アトピーカウンセラー/スキンケアアドバイザー 【ブログ/WEBサイト】 https://natural-beauty.home-self-care.com

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