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目次
甘酒生活始めてみませんか?
ここ数年テレビや雑誌でもてはやされている甘酒。
わたしが小さい頃、母が甘酒を仕込んだ大きなタッパーを毛布で包み、
こたつで発酵させて作っていた、忘れかけていた冬の日の記憶を思い出させてくれました。
それは、やさしい甘味の記憶となり、今では自家製の甘酒を楽しんでいます。
甘酒は「飲む点滴」とか「飲む美容液」と呼ばれるほどの優れものですが、
わが家では飲むだけに留まらず、お料理やお菓子作り、美肌パックに至るまで大活躍!
そんな甘酒ライフをあなたも始めてみませんか?
甘酒ってどんなもの?
すでにご存知の方も多いかと思いますが、甘酒のすごいところをもう少し詳しくお伝えします。
甘酒と呼ばれているものには、原料に酒粕と米麹を使用した2種類があります。
ここでは離乳食としても使えるアルコール分0%の “米麹”の甘酒についてご紹介しますね!
甘酒は健康や美肌によいと言われていますが、それは酵素との関わりが深いようです。
米麹の麹菌が持つ酵素は100種類以上と言われており、中でもデンプンをブドウ糖に
分解する「アミラーゼ」、タンパク質をアミノ酸に分解する「プロテアーゼ」という
二大酵素が、活躍してくれることが大きいそうです。
つまり甘酒を摂ることで、
- 脂肪の燃焼をアップ→新陳代謝アップ
- 腸の働きを活性化→老化防止
- 毒素や老廃物を体の外へ出しやすくする→免疫力アップ
が期待できるというわけです。
他にも、アミノ酸や乳酸菌、ビタミンB群、オリゴ糖、コウジ酸など、たくさんの栄養が
たっぷり含まれているので健康維持や、直接お肌に塗ることでお肌を守る効果も見込めるそうです。
すごいですね!!!
ちなみに甘酒の「甘い!」と感じているのは、ブドウ糖の甘みなんですよ!
自家製の甘酒を作ってみよう!
【準備するもの】
- 米麹 200g
- ごはん 320g(約1合分)
- 水 400ml
- 温度計
- 保温できる環境(炊飯器・魔法瓶・ヨーグルトメーカーなど)
【作り方】
甘酒を作るには温度管理が重要です。
わたしは手がるを理由にヨーグルトメーカーを利用していますが、
一般的には炊飯器の保温機能を使用した作り方がメジャーです。
ただし炊飯器の利用は、長時間占領することになるので、日常の炊事に
支障をきたすことも出てきそうです。
それを回避し、より簡単にということで、ここでは『魔法瓶』を使った作り方をご紹介します。
- 米麹を一粒ずつにほぐします。
- 魔法瓶はあらかじめお湯を入れて温めておき、使用前にお湯を捨てます。
- 改めて鍋にお湯を沸かし、事前に冷ましておいたご飯を入れて混ぜます。
65℃になったところで米麹を入れ60℃になったところで魔法瓶に移し、蓋をして8〜10時間保温します。 - 時々魔法瓶を振って混ぜます。
乾燥麹を使用の場合は、途中でひたひたになるくらいまで60℃をキープできる温度のお湯を足してください。 - 甘みが出ていたら完成です。
- つぶつぶが気になる場合はミキサーで撹拌すると滑らかな仕上がりになります。
甘酒を活用しよう!
冬のイメージが強い甘酒ですが、一年中活用できる優等生です!
活用方法を少しご紹介しますね。
飲み物として
水や豆乳などで割ってお召し上がりください。
冬場は温めて、すりおろした生姜を混ぜると身体の芯までポカポカです!
この時期は風邪の予防にもなる嬉しい飲み物になりますね!
甘酒に含まれる酵素やビタミンB群は熱に弱いため、温めすぎると効果が
無くなってしまうので、温める時は60℃以内にしてください。
夏場はお好みのフルーツやヨーグルトと一緒にミキサーで撹拌した
スムージーがおすすめです!夏バテ防止としてもバッチリですよ!
デザートとして
ケーキやパンはもちろん、プリンやアイスキャンディーにも応用できます。
砂糖の代わりに使用するので、ダイエット中の方もヘルシーデザートとして
安心してお召し上がりいただけます。
調味料として
お料理で使う砂糖やみりんの代わりとしてお使いください。
(加熱により発酵や酵素の働きはストップしてしまいます。)
卵焼きや照り焼きなどは、自然の甘みが上品で、まろやかでおいしく召し上がれます!
煮詰めてジャムのようにし、砂糖代わりに使用することもできます。
私のおすすめは甘酒、味噌、すりおろした生姜、しょうゆを煮詰めた『味噌だれ』です。
お肉につけたり、ふろふき大根や味噌田楽などにも合うので、常備しておくと便利ですよ!
パックとして
ベビーパウダーと混ぜたものを洗顔後のお肌にそのまま塗り、
5分ほど放置し、洗い流すだけ。
シミやソバカスの効果を実感するには2ヶ月くらい続けた後になりそうですが、
保湿効果があるので、まずは冬のお手入れにプラスしてみてはいかがでしょうか?
※体質に合わない場合があるので、必ず事前にパッチテストをお忘れなく!
違和感を感じた場合は直ぐに使用を止めて下さい。
ここだけ注意してくださいね!
何でもそうですが、身体に良いからと言って摂り過ぎは危険です。
ご自身の体に合う量で摂取してくださいね!
栄養価が高い分、摂り続けると糖尿病などになる可能性も出てくるので注意してください。
砂糖の代用として加熱調理の活用法をご紹介しましたが、酵素を活かして
調理する場合は、60℃以上にならないように気をつけてください。
最後に保存は冷蔵庫または冷凍庫で保存しましょう!
冷蔵庫は1週間、冷凍庫なら1ヶ月くらい保存が目安です。
まとめて作って小分けで冷凍しておくと便利ですね。
あなたの生活に、カラダに、肌に、
市販の甘酒もたくさん出回っているので、最初は気軽に甘酒生活を始めてみましょう!
新しい発見がある事を願っています!