パーマカルチャーって何?
という皆さま、パーマカルチャーってご存知ですか?
実は私もあまり詳しくありません。
これから畑づくりに関わって深く知っていけたらと思っているところです。
パーマカルチャーは「永続的な農業を指す造語」で「人と自然が豊かになれるような環境を築いていくためのデザイン手法」だそうです。
これだけ聞いても、なんだかちょっと分かり辛くて掴みづらい感じかなと思います。
自然農は「耕さない」「草や虫を敵としない」「たさない、持ち出さない」農法で森の生態系を参考にしているそうです。
安曇野のシャロムを訪問してみました。
元々の動物好きが高じて、荒れた人工林に手を入れ、国内の植樹を活用し、世界の原生林を守っていく「きらめ樹(皮剥き間伐)」のリーダー資格を取得し、昨シーズンは北は群馬県、南は熊本県と各地のイベントでインストラクターの活動を行っていました。
そのなかで新しく興味が湧いてきたのが「パーマカルチャー」と「自然農」です。
訪問の機会が去年の秋にあり、安曇野のシャロムで自然農の畑を見学、宿泊してご飯を頂いてきました。
シャロムでは、籾殻で湯を沸かし、お風呂使ったり、暖をとったり、地産地消の野菜でベジごはんを作ったりしています。
地球ひとつで生きていく。
その言葉の通り、必要以上のエネルギーを使わない、地上資源を利用する、循環型の生活をしていると感じられて、こんな風に暮らしたいなと思いました。
安曇野のシャロムでの食事に驚き
シャロムの食事には驚きました。
シャロムの畑で採れたものや、地産地消の野菜を使ったこだわりのベジごはん。
カボチャの入った豆乳グラタン、雑穀とワカメの酢の物、野菜のカレーなどなど。
種類の多さや美味しさにも感動でしたが、普段はちょっと食べすぎただけでも体調を崩す私が、珍しくて美味しくて食べすぎてしまったのに体調を崩していない。
その事に驚きました!
シャロムで感じた個性豊かな大地と繋がった畑
シャロムで見た自然農の畑は個性豊かです。
雑草を数センチの高さで刈り、そのまま寝かせた草のマルチのある畑。
植物の種を泥団子に入れて放り投げて種まきしたエリア。
少ない動作で畑の手入れができるように考えられた「キーホールガーデン」。
水はけが良く日当たりを好む植物から、湿った土と日陰を好む植物まで多様な植物が育つ「スパイラルガーデン」。
なかでも一番興味を惹かれたのが主の樹とそれに絡んで育つ蔓性植物、日陰を好む植物と森の生態系を畑に再現した「森林農法(フォレストガーデン)」です。
このフォレストガーデンを淡路島で作ろうという試みに関わっていけそうで、ワクワクしています。
その体験も今後レポートしていけたら..と思っています。
ぜひ、この機会に少しでもパーマカルチャーに興味をお持ちいただければ嬉しいです♪
最後に1つ補足させてください。
トップの写真は「きらめ樹(皮剥き間伐)」4年目の森で育つアカガシ(どんぐりの木の仲間)の若木です。
500年後の森の主になるかもしれない木だと思うと、なんだかしみじみ不思議な感じがして、お気に入りの写真です。