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休むときは休む、働くときは集中して働く!輸入商社で働くライターがみた、ヨーロッパ人のリアルな働き方!。
みなさん、ご無沙汰しております!
年明けにヨガインストラクターの資格をとってから、この記事でもご紹介したように、カフェの場所をお借りし、細々とてヨガレッスンを開催し、着々とインストラクターとしての経験を積んでいます。
さて、今回の記事「ヨーロッパ人の働き方って?」と題しました。私は普段、ヨーロッパをメインとする貿易商社でOLをしています。
働き始めて三年目ですが、日ごろドイツやフィンランド、フランスのメーカーとやり取りをする中で、一番驚いたことといえば、休みの取り方!
ある時、本国のドイツメーカー担当者にメールをしたところ、自動応答で「現在、会社におりません。戻りは〇〇になります。その間、メールをみることができません。」と返信が…。
さらにフィンランド担当者にメールした際には、なんと「5週間工場をシャットアウトします。しっかり休んで、エネルギーチャージして戻ってくるね♪」という感じで返信がきました(笑)
今はすっかり慣れましたが、初めは、休むなら先に言ってよ~!え、その間、誰に連絡とったらいいの?カバーする人はいないの?なんて無責任な!…と思いました^^;
ドイツは部下に休みを取らせないと、上司の責任。部下の残業が増えた場合、なぜ残業を生んだのかを上司が考えます。
休んだ人のカバーはよっぽどでないと対応してくれません。
ドイツ国内同士での取引でも、担当者が休みだったら、「バケーション中なら仕方ないね~」で済むそうです。
また、ドイツではしっかりと労働契約の際に職務権限が与えられているため、自分の仕事以外はしませんし、断る権利があります。
ここは大きく日本と違う点ですね。
例えば、日本では他部署が忙しかったら補佐を頼まれたり、休みの人のカバーをすることって当たり前。
でも本音を言うと、その人のカバーをすることによって、自分の仕事が遅れてしまったり、残業が生じたり。助け合い精神は素晴らしいですが、不慣れな作業って正直、ストレスですよね。
きちっと有休を消化しながらも、ドイツと日本を比較すると一人当たりの労働生産性は2017年時点でOECD加盟国35か国中、ドイツ8位、日本21位と大きく差をつけています。
(参照:労働生産性の国際比較)
皆さんご存知の通り、西洋人と日本人の「働き方」の意識ってまったく違います。
もしかしたら、ヨーロッパ人からは、日本人の働き方って、クレイジーと思われているかもしれませんね。苦笑
先日も、昔英会話習っていたころにお世話になったオーストラリア人の先生に再会した際、
「(私)この前ペルーに行ったよ~!(過去記事参照)でも、休みが一週間しか取れなかったから、実質4日しかいれなかったの」と話したところ、彼は現在某航空会社のフライトアテンダントをしているのですが、
「(先生)What!? 南米に行ったのに、それしかいかなかったの?! 1か月くらいいかなくちゃ!っていうか、一年の間に2週間くらい有休ないの?」
「(私)え…?! そんなに驚くこと?ないよ~。あっても、そんなにまとめて休めないよ」
…という会話をしました。
日本の有休消化率は世界最下位らしいです!(2017年時点)
つまり、しっかり休んでも世の中ってまわるんです
現在日本も働き方改革が推進されてきたり、副業を認める企業が多くなっていますね。
私の勤める会社も副業を認めていますので、こうしてライターやヨガインストラクターとしての仕事も堂々としております^^
あくまで私の考えですが、あまりにも働きすぎることの一つのデメリットとして、日ごろ興味のあることを勉強する時間がなくなってしまう、そもそも興味関心のあることを見すごしてしまうことが挙げられるのではないかと思っています。
例えば、私の場合はヨガでした。
前職はサービス業で、土日も出勤。養成スクールは土日開催のところばかりで、週末休みの部署に異動を希望しましたが空きがなく、週末休みの現職に転職し、ようやく通学が叶いました。
もし、そのまま転職せずに諦めていたら、ヨガインストラクターとしての可能性は広がらなかったですね。
そう考えると、本業以外で興味のある分野を「忙しくて時間がない」と諦めるのは本当にもったいないことだと思います。
今はまだ休みを取るのに遠慮してしまうような風潮の企業も多いかもしれませんが、今の政府の働き方改革によって休みがとりやすくなり、働き盛りの人が仕事以外の分野にも新しい道を見つけることで、結果、人がいきいきと健康的に、国が豊かになればいいですよね!
みなさんは、時間やお金に制限がない人生だとしたら、どんなことがしたいですか?^^