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春に起こりやすい不調は目と頭から?!しっかりほぐしてスッキリすごそう!
3月に入り日差しのもとではポカポカ陽気。我が家では毎日の外遊びが日課になってきました。梅の花やたんぽぽがチラホラと咲き出し、本格的な春もすぐそこですね。自然も私達のカラダも陽気が増えて外に発散されてくる季節です!そんな春は目や頭に不調が出やすくなります。目が疲れる、充血、頭痛などの不調が出ていたらそれは春の不調のサインかも?!という事で、今回は春の不調に効果的なツボやマッサージをヨガポーズと共にご紹介していきます。不調がない方でも普段のケアで行える内容になっていますので是非試していただけたら嬉しいです!
春に目や頭の不調が増えるのはなぜ??キーワードは血と老廃物?!
春は陽気(エネルギー)が内から外に張り出します。それと共に雪溶けのようにカラダの中に溜まっていた老廃物も一緒に溶けだし表面に表れます。この季節、悩まれる方が多い花粉症もその一つです。春の陽気は上に登りやすいのが特徴。感情で言うと怒りの季節。不安やイライラ、ストレスも感じやすい季節でもあります。そのような時、私達の頭は活発に動き、多くの血液を必要とします。血液が上に登った状態のままカラダの巡りが悪いと、頭はパンパン、ガチガチな状態になってしまいます。それが頭痛やむくみの原因になってしまうのです。
また、普段の生活習慣から目を酷使していると目にも多くの血液を送らなくてはいけません。目は元々多くの血液を必要とする場所、カラダに巡るはずの血液が上に集まってしまったら血液は足りず、カラダを巡らす事が出来なくなってしまいます。この時期に頭痛や目の疲れなどを感じたら、まずは「ほぐす」「ゆるめる」「巡らせる」事が大切な養生になります。
春におすすめのツボ!知っておきたいツボのご紹介!
・太衝(たいしょう) 肝経のツボ
肝臓の経絡にあるツボです。足の甲側、親指と人差し指の骨がぶつかり合う手前の窪みの部分。指やピンポンで押しても良いですし、猫の手で足の甲全体を足首に向かってマッサージしても◎
・風池.完骨(ふうち.かんこつ) 胆経のツボ
胆の経絡にあるツボです。耳の後ろにボコっと出ている骨(乳様突起)の下から後頭部側に移動させた場所にあります。風池も完骨も近い位置にあるので、拳を作り頭と首の境目をグリグリとマッサージするだけでも刺激できます。
目や頭の不調をやわらげる簡単マッサージとヨガポーズのご紹介!
・側頭部、頭のほぐし
頭にもたくさんのツボがあります。頭や目を使い過ぎると凝りやすい側頭部、ネコの手で優しくほぐす事でツボも刺激できて巡りも良くなります。
・小胸筋マッサージ
猫の手で鎖骨の下から脇の下に流すようにマッサージしましょう。リンパを流すのと同時に小胸筋もマッサージできるので呼吸が入りやすくなります。
・首・胸鎖乳突筋マッサージ
首を横に向けるとボコッと出てくるのが胸鎖乳突筋。後頭部から鎖骨にかけて付いている筋肉です。マッサージすることで首周りのつまりや肩こり、むくみの解消にも効果的です。
・おすすめのヨガポーズ~うさぎのポーズ~
目の疲れや、頭のほぐしなどに効果的なポーズ。眼精疲労や頭痛の改善に良いとされる頭頂の「百会」のツボも刺激できます。
■やり方■
①金剛座(正坐)の姿勢になり、膝の横に両手をつきます。
②両手の位置を手のひら1枚分程度前にずらし、吐く息でお尻をあげ手に重心をのせます。
③手のひらの少し前に頭頂をつきます。
ポーズを解放する時はゆっくりお尻を下ろし、頭が最後になるように上体を戻しましょう。
(うさぎのポーズバリエーション)
★レベル1
①〜③で余裕がある方は、③の状態で頭頂をユラユラ揺らしながら床で頭頂をマッサージします。
★レベル2
もう少し余裕のある方は、③の状態から両手を背面で組み上に伸ばします。
※うさぎのポーズをやる際に、首など痛みがある方は無理のないように行なってください。
春は夜にしっかり目を休めて横になる!朝は気持ちよく伸びをしよう!
今回は目や頭をほぐすツボやマッサージをお伝えしました。血液は日中カラダを巡り、夜は肝臓でお休みをします。肝臓のゴールデンタイムは夜の23時〜午前3時といわれていますので、夜はしっかり横になりカラダも臓器も休めてあげる事も春の養生のポイントです。そして、朝起きたら気持ちよく伸びをしてカラダを起こして目覚めさせるのがおすすめです!隙間時間にツボマッサージやヨガも取り入れて春の不調を解消していきましょう。続ける事でカラダも答えてくれますよ!
オガライフライター Sakiko Ishii さん のプロフィール