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夏は隠れた不調が多い?!夏に起こりやすい不調とは?
厳しい暑さが続いていますね。わが家でもエアコンが欠かせない日々が続いています。夏はカラダが緩みやすく、ココロの面でも活発で元気にあふれる季節。その中で隠れた不調が多いのも夏の特徴です。
・カラダの冷えから起こる胃腸の不調
・血流が多くなることでの血が足りず貧血症状がおこる
・発散したいけれどできずむくみがでる
大きくわけてこの3つが分かりやすい不調ではないかと思います。今回はその中でも寒くなる季節にむけて今から対策しておきたい!夏に起こりやすい隠れた不調についてのお話と、効果的なヨガストレッチをご紹介します。
夏は貧血注意!!しっておきたい貧血と冷え性の関係
夏は必要な血液の量が増えるため血を作り出す『造血』が大切ですが、夏バテや冷たい物を摂取することが多いと、胃腸が弱るなどの要因で貧血になりやすい季節なのです。そこで問題なのが『隠れ貧血』と呼ばれる貧血状態の場合です。隠れ貧血を東洋医学では「血虚」と表現しますが、血が足りていない、中でも貯蔵鉄が不足している状態のことです。通常の採血では分からず自覚のない人も多いと言われています。
症状として、頭痛や片頭痛、イライラ・PMSや月経痛などがあげられますが、冷え性の原因としても貧血が関係している場合があります。まずは血を作り出す事が大切!作り出せるカラダにしてあげる事から初めていきましょう。そのためには、しっかりごはんを食べる事も大切なポイントです!
代謝を上げて不調を発散!カラダの内から温めるヨガポーズをご紹介!
今回はカラダの内から温め、冷え性対策にもつながるヨガポーズをご紹介します。暑い夏の季節から代謝をあげ、冷えないカラダを今から作っていきましょう。
■心・小腸いたわるポーズ
ネコ伸びのポーズバリエーション
①四つ這いの姿勢から左腕を斜め前に伸ばしお尻を天井に付きだすように背を伸ばします。
②小指側を床につき脇腹から小指側を気持ち良く伸ばしましょう。
③3〜5呼吸程、深く呼吸を繰り返します。
※余裕があれば手のひらをパタパタと内外に動かしても◎
小指側のラインには夏の臓器である心・小腸の経絡が通っているので刺激してあげるとケアに繋がります。
■やさしい動きで代謝をあげるヨガポーズ
cat&cow
①四つ這いの姿勢から、背骨をニュートラルの状態でセットします。
(お腹が落ちないように注意しましょう)
②鼻から大きく息を吸い、口から吐きながら背骨を天井に向けて丸めていきます。
この時、意識して欲しい部分が『みぞおち〜おへそ』。『みぞおち〜おへそ』にかけてを、ぐっと背中に引き込むイメージで息を吐きます。しっかり息を吐き切りましょう。
※自然と背骨は天井方向に引きあがり、肩甲骨が開きます。
③吸う息で次は、お尻の骨(尾てい骨)を天井に向けるように背中をそらせていきましょう。目線は斜め前の床を見るぐらいで、胸をそらすイメージで動いてみてください。先ほど開いた肩甲骨がとじて胸が開きます。
背骨・肩甲骨の動きと連動してエネルギ―を作りだす臓器、脾胃にも刺激が入り代謝を促進する効果を計っています。
④②③の動作を3〜5回繰り返す。
暑い季節だからこそできる事!冷え対策のポイントとは?
今回は2つのポーズをご紹介しました。それぞれ夏の心・小腸や脾胃のケアをすることはカラダを温めるという大切なポイントになる臓器です。冷え性の対策は寒い冬に頑張るイメージですが、じつは夏の時期の過ごし方で大きく変わってくると言われています。夏のうちに代謝を上げエネルギーを生み出す事ができれば、寒い季節になった時に自分自身で熱を生み出す事ができ、冷え性改善につながっていきます。
冷え性対策のポイントは
・しっかり食事を摂って血を作り出す
・カラダを動かし基礎代謝を上げておく
ご紹介したヨガポーズを取り入れ冷え性対策を今から行っていきましょう!
オガライフライター Sakiko Ishii さん のプロフィール