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実は栄養満点!でも意外と知られていない七草の効果とは?
1月7日は七草の日です。何気なく七草粥を食べている方が多いかもしれませんが、実は七草には「胃腸をリセットするため」や「無病息災を願うため」という意味が込められております。さらに七草は栄養も豊富であり、寒い冬にはピッタリの食材です。七草粥はちょっとクセがあるので苦手という方もいるかもしれませんが、アレンジすると臭みが消えて食べやすくなるでしょう!そこで今回は、七草の栄養についてと七草粥の簡単アレンジレシピを紹介していきます。
七草の種類とそれぞれの栄養および効果ついて
皆さんは七草すべて言えますか?「セリ」「ナズナ」「ゴギョウ」「ハコベラ」「ホトケノザ」「スズナ」「スズシロ」です。それぞれの栄養について解説していきます。
1 セリ
生薬としても有名なセリはビタミンCが豊富です。ビタミンCは免疫力を高めてくれる働きと、抗酸化作用があります。他にも骨や血液の生成に必須のミネラルが含まれている点も特徴です。調理の際にセリの根っこを捨ててしまいがちですが、実は根っこも食べられます。やや苦みはありますが、茎や葉とは違った食感が楽しめるでしょう。
2 ナズナ
別名ぺんぺん草と呼ばれるナズナも、ビタミンCやミネラルが豊富に含まれています。実はカリウムやカルシウムの量はほうれん草よりも多いです。鉄も多く含まれているため、鉄が不足しがちな女性にとっては嬉しい食材でしょう。
比較的ナズナは調理しやすい食材なので、お粥以外に味噌汁やサラダに和えてみるのもおすすめです。
3 ゴギョウ
ゴギョウはキク科の植物であり、詳しい栄養成分については分かっておりません。咳止めや痰きりの効果があると言われていることから、風邪の初期症状にはピッタリかもしれないです。
4 ハコベラ
実はタンパク質を多く含む七草がハコベラです。ハコベラは灰汁が少ないので下処理をせずに調理することができます。もちろん生でも食べられるのでサラダやおひたしにしても美味しいです。
5 ホトケノザ
詳しい栄養成分は分かっていませんが、ホトケノザは胃腸の働きを整えてくれます。また血圧にも関与していると言われており、高血圧の方にはおすすめの食材でしょう。
6 スズナ
スズナとはカブのことです。ビタミンCはもちろん、ミネラルが豊富に含まれています。さらに消化酵素であるアミラーゼを含んでいることが特徴です。
7 スズシロ
スズシロとは大根をさします。スズナと同じくアミラーゼやビタミンCを含んでいることが特徴。さらには食物繊維も多く含まれているので、排便効果にも期待ができます。
子供も食べやすく!七草がゆのアレンジレシピ
冒頭でも説明した通り、七草はややクセがあるためお粥では食べられないという方もいるでしょう。そんな方におすすめなアレンジレシピを2つご紹介していきます!
子供が大好きなチーズを入れて「チーズ七草がゆ」
<用意するもの(2人分)>
・七草セット 1セット
・米 1/2合
・水 400ml
・固形コンソメ 1/2個
・スライスチーズまたはピザ用チーズ 適量
・塩コショウ 少々
<作り方>
①七草をラップに包み電子レンジで1分(500w)加熱
②①を細かく刻む
③鍋にお米、水、固形コンソメを入れ煮込む
④お米が柔らかくなったら七草を入れる
⑤チーズを加え、蓋をする
⑥チーズが溶けたら最後に塩コショウで味を整えて完成
チーズを入れると青臭さが逃げるので、お子様でも美味しく召し上がれるかと思います。さらに鶏肉(ミンチ)やベーコン等を入れても美味しいです。
味噌を入れてさらに食べやすく「味噌入り七草がゆ」
<用意するもの(2人分)>
・七草セット 1セット
・米 1/2合
・水 400ml
・玉子 1個
・味噌 大さじ1
<作り方>
①七草をラップに包み電子レンジで1分(500w)加熱
②①を細かく刻む
③鍋にお米、水を入れ煮込む
④お米が柔らかくなったら溶き卵を入れて蓋をする
④最後に味噌を入れて完成
味噌で味つけすることで、苦みや青臭さが軽減されます。こちらもお子様に人気のレシピにおすすめです。
自分好みにアレンジして七草を楽しもう!
今回は、七草の栄養についてと七草粥の簡単アレンジレシピを皆さんに紹介しました。この記事で改めて七草の意味や栄養が分かると、また違った視点で七草の食事が楽しめることでしょう。ビタミンやミネラルが豊富な七草は、寒い冬にはピッタリの食材です。ぜひ、自分好みの味付けで、七草を食べてもらいたいです。
オガライフライター なぽまる さん のプロフィール