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知ってる?日本のフードロス事情
近年、「フードロス」が問題視されており、スーパーやワゴンセールなどで、目にしたことがあるかもしれません。では、日本のフードロスは一体どのくらいあると思いますか?
なんと、日本のフードロスは、年間612万トン、毎日、1人がお茶碗1杯分を捨てていることになるそうです。飲食店などの事業系のフードロスのほうが多いのでは?と感じますが、実は、全体の47%は家庭からでた物だといわれています。世界のフードロスランキングでも中国・アメリカについで第3位と人口や国土に比べて高い順位とも言えます。海外ではフードロス対策もユニークかつ合理的な物が多くあります。フランスでは、2016年に「食品廃棄禁止法」という大型スーパーなどが、賞味期限切れ食品を廃棄するのを禁止にする法律が制定されました。廃棄せずに、寄付または、堆肥にするなどして再利用するようです。さら2022年1月よりアメリカのカリフォルニア州では、「生ゴミの堆肥化が義務」化になりました。事業者だけでなく一般家庭からでた生ゴミもコンポストに入れ堆肥化する必要があるそうです。
コンポストってなに?
カリフォルニア州で義務化された堆肥化する際に必要な「コンポスト」とは一体どういった物でしょうか?畑の隅に生ゴミが捨てられているのを見たことがある方も多いかと思います。生ゴミを微生物が分解し、畑の堆肥として使用します。現在では、市町村がコンポストの代金の一部を助成する制度もあり、様々な種類があるコンポストも身近な存在になってきました。
〈コンポストの種類〉
・密閉式コンポスト(ダンボールコンポストやバケツ型にふたがついたもの)
・回転式コンポスト(落ち葉などを入れる)
・生ゴミ処理機(乾燥式・バイオ式など)
このようにコンポストの種類が豊富なため「どれを選んだらいいのか分からない」や「匂いが気になる」と考える方も多いかと思います。そこで今回は、私が子ども達と一緒に楽しみながら使用しているコンポストを使い心地と共にご紹介します!
手軽にはじめられる「アグリポーチャーコンポスト」【地球Labo】
私が使用しているのは、地球Laboの「アグリポーチャーコンポスト」。MADE IN JAPANにこだわった地球Laboのコンポストは、厚手と通気性の良さを兼ね備え、職人が1つ1つ丁寧に製法しているのだそう。ステッチとチャックの色が3色から選べ、見た目の可愛さも◎我が家は、熟成中のコンポストと、投入中のコンポストを2つ使用しているので、色違いを使用することで子どももわかりやすいです!使わない時は、折りたたんで収納できるのも嬉しいポイント。
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さらに、3月よりCreemaSPRINGSにて、クラウドファンディングも行っています。奈良県の「清澄の里 粟」の伝統野菜を使用したランチコースとコンポストのセットなど、豊富なラインナップ。ぜひチャックしてみて!
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親子で楽しむコンポストライフ【実体験レポート】
〈コンポストには何が入れられるの?〉
残飯・野菜の切れ端・果物の皮・お茶の葉・コーヒーカスなどをコンポストに投入することができます。コンポストに投入できる物で主婦として嬉しかったのが「油」です。100ccほどの油を一度に投入可能なので、処分の手間も減り、汚れも減るのが◎
〈コンポストの使い方〉
コンポストバックに、付属の白(⅓ほど残す)と黒の基材を投入するだけと準備は簡単。後は、できるだけ毎日投入して混ぜる!素手で混ぜてもいいので子どものお手伝いにも◎家庭によって投入する量が違うので目印は、地球Laboの亀のマークの下だそう。投入後は3週間の熟成期間を経て堆肥が完成します。
〈堆肥は何に使用できるの?〉
(地球Laboのワークショップに参加した際に植えたサラダミックスです。)
家庭菜園はもちろん、お花などの観葉植物にも使用できます◎我が家は、子ども達とサラダミックスを育てる予定です!古い土に1:1で混ぜて使用できるので、新たに土を購入する回数が減り、お得感を感じます。
(左→投入中のコンポスト、右→熟成中のコンポスト)
〈匂いや虫が心配!〉
やはり、匂いや虫が気になる!方も多いのではないでしょうか?生ゴミ投入中は、生ゴミではなく、土の香りを強く感じます。熟成中の初期は、発酵されたような香りから2週間経つと無臭に近くなりました。特に私は、不快な匂いを感じることは少なかったです(個人差あり)。虫(コバエ)は分解が滞っている時や、チャックの閉め忘れで1度だけやってきました。すぐに地球Laboの公式Lineで相談し、混ぜる・水分を多めにいれるのを実践すると解消されました!不安なことを相談できるのもありがたいです。
〈感想〉
食べ残しなどをしない我が家にとってフードロスは無縁だと思っていたのですが、コンポストを使用してみると、思った以上に生ゴミがでました。そして週2回の可燃ゴミの量がすごく減ったのを実感できました。子ども達も楽しみながらコンポストで堆肥ができるのが嬉しいです。さらに、混ぜている間は、何故かイライラが減り癒やされます!
兵庫県川西市の取り組み「フードロスチャレンジデイズ」
現在、フードロス削減に向けて、各自治体や企業で様々な取り組みが行われています。我が家は現在、兵庫県川西市の「食品ロスチャレンジデイズ」に参加しています。この取り組みでは、「地球Labo」のコンポストを使用し、堆肥を作り、できた堆肥を川西市に寄贈するという取り組みです。第1回の「食品ロスチャレンジデイズ」でできた堆肥は、キセラ川西プラザ前の花壇に使用されています。できた堆肥は、着払いにて郵送可能なので、遠方の方でも参加でき、さらに、家庭菜園やお花などがないけど、コンポストを使用してみたい方にもおすすめ。ぜひチェックしてみてくださいね!
(現在、新規の募集はしていません)
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いかがでしたか?私達の身近な問題の1つである「フードロス」。子どもの夏休みの自由研究や食育にもおすすめです。ぜひ一度、1日に出る生ゴミを量ってみてください!そして「フードロス」について家族で考えてみてください。
オガライフライター A-sa さん のプロフィール