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アーユルヴェーダとの出逢い
アーユルヴェーダという言葉を聞いて思い浮かべるのは、額にオイルをたら~っと垂らしてリラックスしているところをイメージされるかたも多いと思います。
私もヨガインストラクターになる前は、アーユルヴェーダのイメージは上記の「シロダーラ」でした。
私がヨガを実践していく中で、自分を大切にする心を養い、同時に自分に合った食事やライフスタイルを知りたいと思い始めた事で、ヨガの姉妹学と呼ばれているアーユルヴェーダに興味を持ちました。
実際にタイ在住のヨガ講師であり、アーユルヴェーダセラピストでもある先生にアーユルヴェーダの基礎を学びました。
ここでは、特別なものは使わずに簡単に生活に取り入れる事のできる、そしてその土地の気候にあった生活をする事の大切さをお伝えします。
ゆる~く気軽にアーユルヴェーダを生活に取り入れてみましょう!
そもそもアーユルヴェーダってなに?
まずは、大切なアーユルヴェーダの基本をお伝えしますね。
インドでは生命の科学と呼ばれているアーユルヴェーダ。
語源の意味は、「アーユル=暮らし」「ヴェーダ=知恵」
人生(生命)を見る(観察する)。
私たち人間は一人一人違った本質を持ってこの世に生まれ、顔や性格が違うのと同じように、それぞれ体質も違います。
アーユルヴェーダではこのそれぞれが生まれ持った本来のありのままの状態を「プラクリティ」と言い、反対に本来の状態が様々な要因で乱れてしまうことを「ヴィクリティ」と言います。
体質や心の状態のチェックをして自分の本質(プラクリティ)を知り、食生活やライフスタイルを観察してアーユルヴェーダの知恵を取り入れる事で、本来の自分のプラクリティに近い状態へ導くことがアーユルヴェーダにおける健康のコンセプトです。
分類される3つのドーシャについて
私たちの質はこの3つのドーシャ(質)に分類されます。
(ドーシャ診断でチェックできます。)
・ヴァータ(動く)
・ピッタ (燃える)
・カパ (まとめる)
ひとりひとりがこの3つの質をそれぞれの割合で持っていて自分にとっていいバランスを見つける事でプラクリティに近づき、本来の自分の輝きを取り戻していきます。
また、季節や時間にもこのドーシャは当てはめられています。
これから少し肌寒くなる秋は、夏の燃えるような暑さのピッタから冷たく乾燥するヴァータへの移行期といわれています。
風の気質を持つヴァータが過剰になる秋は、髪や肌の保湿をしたり、身体を温める食べ物を決まった時間に食べるなど、ゆったりリラックスできる時間を多くとってあげるとドーシャの乱れを防ぐことができます。
まずは深く考えすぎずにシンプルに!
ここまでアーユルヴェーダの基本をお話しましたが、私の考えとしてアーユルヴェーダを生活に取り入れる事で「簡単に続けられる事」が一番だと思っています。
初めは楽しいので、あれこれ実践してみたいですが(私もはじめはそうでしたが続いている事は少ないです!笑)
すぐに面倒になってやめてしまうよりも、何か小さな一つの事を続けられる事が大切だと思います。
そして頑張りすぎないこと!!
私は甘いものとコーヒーが大好きなのですが、ヴァータの質を多く持つ私は身体を冷やす甘いものとコーヒーは本当はやめたほうがいいのです。
でも簡単にはやめられないし、我慢してイライラして自身が乱れてしまうのなら、上手に取り入れる方法を見つければいいと思っています。
例えば、同じ甘い物でもケーキやチョコレートではなく、おなかにたまるあんこや炭水化物をつかった和菓子にするとか。
あずきは身体を温めてくれる食べ物ですし、なおかつ身体のむくみもとってくれる最高のデトックス食材です!
大好きなコーヒーもヴァータの増える時間帯(14:00~16:00)の前に飲んでそれ以降は控えるようにするなど、私はゆる~くできることを実践しています。
自分の身体に正直であることと同時に、厳しくなりすぎずにやさしい気持ちで自分自身を眺めてあげられればそれでよしとしています。
そして最後に簡単にできるアーユルヴェーダ!これからの季節にいちおしの「ターメリックうがい」をご紹介します。
・ターメリックパウダー(小さじ1/2くらい)
・天然塩(2~3つまみくらい)
マグカップにぬるめのお湯をいれてターメリックと塩をよく混ぜてうがいする。
最後に真水で口をゆすいでくださいね!(歯にターメリックの着色を防ぐ)
私はのどが痛いときにこれでうがいをするとのどの痛みがだいたい治まります。
うがいした後のスッキリ感が好きなので、普段でもこれでうがいしています。
ターメリックはスーパーのスパイスコーナーで手軽に手に入ります。
空気が乾燥するこの季節、ぜひお試しください!
次回は、季節に合ったアーユルヴェーダをヨガに取り入れる方法をお伝えします。