薬膳マイスターがミネラル摂取をおすすめする理由
薬膳を食事に取り入れるにあたって、目的は
「健康に生きたい」、
「病気にはできるだけなりたくない」
「綺麗になりたい」
など様々あると思います。
しかしそれは、オーガニックでなくては意味がありません。オーガニックでも添加物が含まれていたら、さらに良くありません。薬膳を気にするということは、陰陽五行を見ることで判断していくことが多いので、自然とオーガニックや無添加の食生活にする必要があります。そして旬な食材を取り入れることで、より多くの栄養などミネラルを摂取するようになります。そうすることで、未病のうちから治療することができます。
ミネラルが不足すると心筋梗塞や動脈硬化などの生活習慣病にかかるリスクが高まってしまいます。今は食べ物に困らなくなった時代で、安くて便利なコンビニですぐ買うこともできる。だからこそ体の中に取り入れるものは慎重に選ぶべきです。今回は、「薬膳・オーガニックとミネラル」をテーマにお伝えさせていただきます。
オーガニックがミネラル摂取の役に立つ
農薬を使われた土地は、ミネラルや栄養素が失われてしまっています。
当然そこで作られる作物には栄養がないので、どれだけ食べても十分な栄養素を摂取することは難しいと感じています。健康にはほぼ遠いです。オーガニックにするとミネラルや栄養素を失わずに作物に栄養を与えることができ、とても良いものになるでしょう。そしてこれは先ほども伝えたことですが、薬膳は未病を防ぐ簡単な治療という考えです。なので、ミネラルや栄養素がたくさんあるオーガニック食品を選ぶべきです。
ミネラル吸収を邪魔する添加物・成分・食べ物
では、ここでミネラル吸収を邪魔する添加物をお伝えしていきます。「リン酸塩」これが問題!
このリン酸塩は体内に吸収されず、毒性がないとされてきました。そのためPH調整剤や乳化剤などと名前が変わって多くの加工食品に使われています。ですが、実はこのリン酸塩は、体内でミネラルと化合して、ミネラルを体の外に持ち出してしまうのです。そうなると、オーガニックや薬膳を取りいれていて栄養が豊富ではあるが、豊富なミネラルが体の外に出されてしまうのでとても無意味です。
吸収を邪魔する成分だと、「フィチン酸」が有名です。フィチン酸は、添加物や人工的なものではなく、自然に存在するものです。例えば、穀物の糠や種に多く含まれているそうです。
どうしてミネラル吸収の邪魔をするのかというと、人の体にフィチン酸の消化酵素を持たないため、体内で他の金属と結合して体の外へ持ち出してしまうそうです。玄米を食べているのにミネラル不足になってしまっていたということもあります。オーガニックや薬膳を取り入れているのに、これではもったいない!です。僕のおすすめだと「分搗き米」がとても良いです。完全に精製していないのでミネラルも含んでいますし、フィチン酸など気にせず食べることができます。
本日のまとめ
このテーマで皆さんにお伝えしたいことが多くありますので、何回かに分けてお伝えさせていただきます。
本日ここまで、お伝えさせていただいたことは、
1・オーガニックや薬膳を取り入れていてもミネラルをしっかり摂らなければ、病気になってしまう。未病対策にもなるということ。
2・オーガニックや無添加であることがミネラルをよりよく吸収できる。
3・リン酸塩を含むものを食べてはいけないということ。
フィチン酸の摂取のし過ぎは、ミネラル不足の原因であること。実は玄米にもフィチン酸が多く含まれているので、「分搗き米」が良いこと。
です。次は、旬の食材を取り入れる方法子や未病を防ぐミネラル摂取の考え方、ミネラル摂取でさけられる生活習慣病のお話などをお伝えしていきます。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。