セドナで体験してきた、ネイティブアメリカンの伝統・スウェットロッジのレポート記事です。

日本と海外のオーガニック文化

心も体も健やかに保つ、ネイティブアメリカンの伝統・スウェットロッジ体験①

投稿日:2018年4月27日 更新日:

[apss_share]

 

 

ネイティブアメリカンの伝統・スウェットロッジ

 

皆さん、Aloha!
皆さんは『スウェットロッジ』というものをご存知でしょうか?
私自身、その名前はずいぶん前に聞き、そして長い間興味津々でした。
そしてついに、先週アメリカのアリゾナ州セドナを訪れた時に体験することができましたので、その様子をお伝えしようと思います。

 

 

心も体も健康に保つというスウェットロッジとはどんなもの?

 

実際に体験してみたスウェットロッジは、ひと言で言うなら『ハーブサウナ』。
しかしそれは、温泉施設に併設されているようなサウナではなく、ネイティブアメリカンに長い間受け継がれてきた、心も体も健康に保つための智恵が詰まったものでした。

スウェットロッジはセレモニーとしてきちんと確立され、フィシリテーターの指示に従って執り行われていきます。
その場にいる参加者がそれぞれ自分自身と向き合い、そして幸せと健康を祈り、そして世界に向けて愛と感謝を送る。
そんなセレモニーでした。

※このレポート内では、セレモニーそのものを『スウェットロッジ』、セレモニーを行うためのテントを『ロッジ』と記載しています。

 

 

スウェットロッジのファシリテーターのご紹介

 

今回お世話になったのは、ラコタ族の文化を継承する長老であり、そしてシャーマンのアダム・イエローバード氏。

アダム氏は世界中の先住民族との繋がりを持ち、ご自身がスウェットロッジで病気を治した経験から、これを世界中に広める活動をしているそうです。日本にも3回来日したことがあるとのこと。

そしてそのパートナーのブルックさん。

このおふたりにより、ロッジの組み立てから中への入り方の作法、中でのお祈りの方法などの指示が出され、セレモニーが進められて行きました。

 

 

スウェットロッジ準備編

 

スウェットロッジを体験するにあたり、24時間前からの飲酒は禁止となります。
スウェットロッジで体調が悪化することはほとんどないということですが、人によって熱に対する耐性が異なりますので、念のためということのようです。
自分の体調管理は自分で行うのが基本となりますので、今後体験してみたいという方は、良いスウェットロッジ体験にするためにも前日から体調管理しておきましょう。

さて、当日です。
セドナの街の中心部から程近いアダム氏のご自宅に伺いました。
スウェットロッジを体験する時の服装は、男性はTシャツと短パンなど、女性は長袖で吸汗性の良いコットンのワンピースなどが良いとのことでしたので、ホテルからその服装で出発。

到着すると、おふたりは大きなハグで迎えてくださいました。
ご挨拶を済ませてから、参加者数名でアダム氏の家の庭にロッジを組み立てていきます。
直径約3m、高さ約1.5mのロッジの骨組みは既にあり、その上に毛布などを何重にも被せていきます。

この日は風がとても強かったため、毛布が飛ばないようにしっかり重石もして、ロッジは完成です。

想像していたものより高さも幅も小さく、入り口は高さが60cmくらいしかありませんでした。
ロッジの真ん中に直径約50cm、深さも50cmほどの穴が掘ってあり、ここに熱した石を入れて内部を暖める仕組みになっています。

出来上がったロッジを見ていると、参加者たちの『おぉー!いよいよだぁー!』という無言の興奮が伝わってきました。
私も長年の念願だったスウェットロッジを目前にして、わくわくドキドキ、期待に胸が高まりました!

次回はいよいよロッジの中に入り、そのセレモニーの流れをリポートします。

 


この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
  • この記事を書いた人
  • 最新記事
オガライフWriterのMasaeさんのプロフィール写真

Masaeさん

20代でハワイに魅せられて、20年に渡り40回以上ハワイを訪れる。 フラ歴16年、ハワイ検定上級取得。5年に渡る闘病生活と13年間の医療機器市場での勤務経験から、体を作る食事作りに目覚め、オーガニックやハワイアンの知恵を日常に取り入れながら、楽しく美しく生きることを実践中!

-日本と海外のオーガニック文化
-

Copyright© オガライフ , 2024 All Rights Reserved.