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こんにちは!!
調理師&エイジレス漢方&ハーブアドバイザーの絵海です
「種」を考える
種は様々な植物の命の源です。
この種のことを考えたことはありますか?
ファーマーズマーケットにはオーガニック野菜がたくさん並んでいます。
生産者さんの気持ちのこもった土、手の込んだ作り方で育てられた大切な作品。
しかし、毎日そんな素敵な野菜が食べられるとは限りません。
そんなときに意識してもらいたいのが、種です。
スーパーで売っている野菜の種が有機栽培されたものかどうか、考えたことはありますか?
恐らくほとんどの人がNOでしょう。
「だって種には虫がつかないから農薬は関係ないじゃん?」と思うかと。
しかし、種の段階から農薬の影響があるのが事実です。
「種」の事実
私の田舎は農家でした。
小さいころから農協で購入した缶に入った大量の種を見ていました。
今でも鮮明に覚えているのが、初夏に蒔くえんどう豆の種がピッコ〇大魔王のような、ま緑だったのです!
ただ、その頃には特に疑問には思いませんでした。
緑の種から緑の芽が出るからです。
今思えばガッツリ着色されていたんだなと感じます。
着色だけでなく、虫が湧かないように防虫剤、菌がつかないように殺菌剤など、種の段階から優秀な農薬が使われていたと思います。
現在の野菜
見落としがちですが、スタートの段階から農薬漬けにされている植物には昔ほどの栄養価が無いと言われる事があります。
なぜなら、種に付着している農薬で土の中の様々な微生物に影響出てしまうからです。
植物というのは根っこから地中の栄養を吸収し、太陽を浴びて光合成して栄養を蓄えて成長します。
しかし実は根っこだけではないのです。
根っこには菌根という菌が付着しそこから無機養分や水分が吸収されます。
この菌は死んでいる植物(枯れた木など)にはつかないそうです。
そんな大切な働きをしてくれる菌が、種に付着している農薬で影響が出てしまう。
その上で育った野菜にはやはり何十年も昔の農薬を使っていなかった頃の野菜のような生命力は感じられないのかもしれません。
そして、少し前に流行した食材、スプラウト。
あれは種を発芽させて2~5日くらいの野菜だが、水栽培されているのが普通です。
ということは、もし農薬の付着した種だったら、栽培中に水に農薬が溶け出し、その水を吸って成長する可能性は否定出来ないですよね。
もちろん、市販のスプラウト全てが危ないというわけではありませんし、
スプラウト自体は非常に高い栄養素を持っています。
もちろん、農薬が全て悪い訳でもありません。
ただ、ちょっと見方を変えてみてください。
みんなで見方を変える・・・それだけで日本の農業は変化してきます。
私は先日の国際オーガニックEXPOへ行き様々な生産者さんと話し学び、
そこでの出会いから青山ファーマーズマーケットで開催されていた種のワークショップへ行ってみました。
次回は種のワークショップについてご紹介していきます。