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冬の寒さで不調になるのには理由があった!
「冬に体調を壊しやすい」「冬は疲れやすい」など感じたことがある方もいるのではないでしょうか?実は冬になると身体を寒さから守るためにさまざまな栄養素が使用され、体調不良や思わぬ疾患に繋がる可能性が考えられます。いつまでも健康で過ごすためには、不足しやすい栄養素をしっかり摂取しバランスの良い食事が大切です。そこで今回は、冬の体調不良で起こりやすい症状や不足しがちな栄養素を紹介します。
冬に気をつけるべき!冬型栄養失調とは?
「冬型栄養失調」とは、寒い冬に身体を温めようとすることで、身体の栄養をたくさん使うことで起きる栄養失調のことです。栄養素によっては、寒さから身体を守るために使われてしまう可能性もあり、普段通りの食事を摂っていても栄養不足になってしまう恐れもあります。特にダイエット中は、カロリー制限しているため栄養が偏りやすいため、普段よりも栄養バランスを考えることが大切です。
〈冬型栄養失調の起こりやすい症状〉
・まぶたが痙攣することやピクピク動くことがある
・寒くなると口内炎ができやすい
・傷がいつもより治りにくい
・疲れが感じやすい
・肌が乾燥することや髪が抜けやすい
このような症状を感じたことがある方は要注意!積極的に栄養を摂取するように心がけましょう。
冬に不足しやすい栄養素を紹介
「しっかり食べているのに、体調がよくない」その原因は栄養不足かもしれません!冬に不足しやすい栄養素をしっかり補い、健康な身体を目指しましょう。
・熱を作るために重要なビタミン類
寒さを感じると人間の身体は、熱を作り出すために交感神経を働かせ身体を温めようとします。中でもビタミンB群は、エネルギーを作り出すために使われる糖やタンパク質、脂質の代謝にも関係しているため、消費量が増えます。ビタミンB群を豊富に含む食材は、豚肉や豚レバー、牛レバー、うなぎ、マグロ、サバ、アサリなどです。
また、ビタミンCも身体のエネルギーを助ける働きがあります。他にも、免疫力の向上や抗酸化作用にも強いため、体調を整えることも期待できるでしょう。主にみかんやキウイフルーツ、ブロッコリーなどの冬が旬の果物や野菜に含まれています。ビタミン類は体内で作り出すことができないので、食事からしっかり栄養を摂ることが大切でしょう。
・マグネシウムで心疾患の予防!
冬の寒さによって筋肉が硬直し、血管を元に戻すために多くのマグネシウムが消費します。マグネシウムが不足することで、心疾患や神経過敏症のリスクが高くなる可能性があるでしょう。主に納豆、ひじき、豆腐に多く含まれており、アーモンドにも含まれているので小腹がすいた時のおやつにも最適です。マグネシウムを効率的に摂取することで心臓の筋肉の動きをスムーズにし、さまざまな病気の予防が期待できるでしょう。
・貧血予防は葉酸・鉄分
葉酸は身体を温めるため、酸素を身体中へ届ける赤血球に関係する栄養素。葉酸が不足すると貧血を起こしやすくなるため積極的に摂取したい栄養素です。また、女性が陥りがちな貧血は鉄分不足が原因。ほうれん草やブロッコリーに含まれる葉酸とレバーや卵黄、はまぐりに含まれる鉄分を増やしましょう。鉄分はビタミンCと一緒に取り入れることで効率良く取り入れることができますよ!
暖かいものを食べて血行促進!
「冬型栄養失調」は、誰にでも起こる可能性がある症状です。忘年会やイベントが増える時期こそ気をつけたいですね。冬に運動をして身体づくりをすることも大切ですが、ダイエットやバランスの悪い食事内容にならないように、健康な身体で寒い冬を乗り越えましょう!