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いまさら聞けない…ヴィーガンとは?ヴィーガンの定義やベジタリアンとの違いを解説!

投稿日:2021年6月19日 更新日:

ヴィーガンとは?

近年、「ヴィーガン」という単語をよく耳にするようになりました。日本ベジタリアン協会では「ヴィーガン」を以下のように説明しています。
”ヴィーガンは動物に苦みを与えることへの嫌悪から、動物の肉(鳥肉・魚肉・その他の魚介類)と卵・乳製品を食べず、また動物製品(皮製品・シルク・ウール・羊毛油・ゼラチンなど)を身につけたりしない人たち。”
日本ベジタリアン協会より

ヴィーガンは「動物性食材を一切摂取したり利用しない」ため、完全菜食主義者と呼ばれることも。白砂糖も製造過程で動物の骨を使っているという理由で、摂取しません。1940年代からイギリスで発祥した言葉とされています。しかし、意味の違いを詳しく知る人は少ないかと思います。また「ベジタリアン」の違いを知らない人も多いかもしれません。今回は「ヴィーガン」の定義やベジタリアンとの違いなどをご紹介します。

 

ベジタリアンとは「菜食主義者」の総称

「ベジタリアン」に正確な定義はないものの「肉や魚を食べず、穀物・野菜・豆類などの植物性食品を中心に食べる人」と一般的に考えられており、菜食主義者の総称です。そのため「ヴィーガン」は「ベジタリアン」の一種に当たります。ちなみに、ベジタリアンの語源はベジタブル(野菜)ではありません。ラテン語の「vegetus(健全な、新鮮な、元気のある)」が語源となっており、1847年に発足した英国ベジタリアン協会で初めて使われたそうです。

 

菜食主義には他にも種類がある

「菜食主義者」を意味する「ベジタリアン」ですが、他にもさまざまな種類がありますが、今回は主なベジタリアンを5種類ご紹介します。

・ラクト・ベジタリアン:肉や魚、卵は食べないが乳・乳製品は摂取する人たち
・オボ・ベジタリアン:肉や魚、牛乳は食べないが、卵は摂取する人たち
・ペスカタリアン:肉を食べず、魚や乳製品、卵は摂取する
・フルータリアン:収穫しても植物そのものを殺さない果物やナッツなどを摂取する
・フレキシタリアン:基本的には植物性食品を食べるが、場合により肉や魚を摂取する柔軟なベジタリアン

ベジタリアンになる理由は、宗教上の問題やアレルギー、考え方や環境など人それぞれで、食べるもの食べないものも、異なってきます。

 

ヴィーガンやベジタリアンは世界的に増える傾向にある

世界のベジタリアン人口の割合は先進国を中心に急激に増加しています。特にアメリカでは、数年でヴィーガン人口が6倍になったとの予想もあるほど。スーパーマーケットでも「菜食コーナー」の導入が進んでおり、代替肉なども数多く取り扱っています。日本でのベジタリアン人口は少数ですが、今後増える可能性は大いにありますし、海外旅行客向けの菜食メニューの用意は必須となるでしょう。体質などによっては合わない場合もあるので、無理しない程度に、菜食メニューを試してみてはいかがでしょうか?


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