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アロマ業界で役立つ日本アロマ環境協会(AEAJ)認定資格3種とは
どれが良いのか迷うほどたくさんアロマの資格がある中で、日本で仕事をする際に有利なのが(公社)日本アロマ環境協会(以下AEAJ)の認定資格です。
香り・美容関係企業の多くがAEAJの法人会員になっていることもあり、求人募集ではAEAJ認定資格を歓迎スキル、もしくは必要条件にあげています。近年、AEAJ内でも資格の種類が増えてきましたが、変わらずニーズが高いのが、お店で一般の方に正しく安全にアロマテラピーの楽しみ方をアドバイスできる資格『AEAJ認定アロマテラピーアドバイザー』、より専門的にアロマテラピーを教え、健康管理への応用や日常の様々なシーンでの活用法を指導する講師資格『AEAJ認定アロマテラピーインストラクター』、リラクセーションのために全身をアロマトリートメントする技術を持ち、健康的なライフスタイルの実現や、ストレスケアについてコンサルテーションできる資格『AEAJ認定アロマセラピスト』の3つです。
日本アロマ環境協会(AEAJ)
アロマテラピーアドバイザー、アロマテラピーインストラクター、アロマセラピストの取得方法
AEAJのプロ資格を取るには、まずアロマテラピー検定1級を合格し、(社)日本アロマ環境協会の会員になることが前提です。検定1級に合格・協会に入会すると、まず最初にアロマテラピーアドバイザー認定講習会を受けることになります。1日受講し、資格登録認定料を納めると、晴れてAEAJ認定アロマテラピーアドバイザーになることができます。このアロマテラピーアドバイザーは他のAEAJ認定アロマテラピーインストラクター、AEAJ認定アロマセラピストを目指す場合も資格保持が必須条件ですので、全員が持つことになります。
アロマテラピーインストラクターは学科試験のみ、アロマセラピストは学科試験+アロマトリートメントの実技試験、及びカルテ30症例の提出があります。精油学、解剖生理学、健康学、メンタルヘルスなど試験範囲が幅広いので、認定スクールに通ってしっかりと知識や技術を身に付けてから試験に臨みます。独学も可能ですが、必須履修科目だけは認定スクールで受講し、履修証明書を貰って提出をしなければ受験できません。アロマセラピストを目指す方はアロマテラピーインストラクターの試験範囲がおおよそ被っているため、同時期に併せて取ってしまうケースが多いですね。実は私もその一人です。
アロマの資格はどこで活かしたいかを決めて認定スクールを選ぶことがポイント!
意外と時間をくってしまうのがスクール選びです。認定スクールも個人の教室から大手スクールまで多数存在し、スクールによって特色も違いますので、どういうジャンルの仕事に就きたいか、希望している勤務先がどのスキルを条件にあげているかをあらかじめ確認しておくと、自分に合ったスクールを絞り込みやすくなります。認定スクールに於いて身につけるべき知識や技術の習得に、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターの標準カリキュラム48時間以上、AEAJ認定アロマセラピストだと146時間以上という基準が設けられており、受験までにある程度時間を要しますので、スクール選びはスムーズに行いたいですね。私の場合は、東洋医学がベースにあり、そこにアロマテラピーを併せることを考えていたので、鍼灸院と助産院が母体の学校を選びました。心と身体にとって自然で心地いいことは何かを学べるのが特色でしたので、私にはとても正解でした。
AEAJ資格取得後の主な活動の場
AEAJ認定資格を取得した後、アロマテラピーアドバイザー資格を活かすならアロマ・ハーブショップが一番です。店頭にはアロマ初心者の方も多く訪れます。お客様のご希望を伺い、行ったアドバイスが喜んで頂けたときの喜びは、とてもやりがいを感じさせてくれます。アロマテラピーインストラクターは、以前ならカルチャースクールで教えるというのがほとんどでしたが、現在は個人で教室を開く方がかなり増えました。内容もクラフト系から、AEAJ認定スクール(要申請)まで幅広く、得意なジャンルで講座を開ける楽しさがあります。アロマセラピストはリラクセーションサロンに勤務したり、病院などでハンドトリートメントをしたり、また個人でサロンを開業することもできます。教えるスキルもありますので、アロマセラピストであっても講師をすることは可能です。アロマは他のジャンルでもニーズが高まってきていますので、今後も活躍の場は増えることでしょう。