ローフードって?
最近耳にするようにはなってきましたが、ローフードってどんな食べ物のことなのでしょう?
Raw(生の)Food(食べ物)、つまり加熱調理で酵素が破壊されていない生の食材、という風にとらえていただくとよいと思います。
Living(生きた)Food(食べ物)、生命力に満ちた食べ物、とも言われています。
ローフードの何がいいの?
私たちが生きていくためには、消化や吸収、呼吸や排泄、血液循環など、様々な代謝が必要です。
この代謝の力がきちんと働くには、ローフード、つまり生の野菜や果物の酵素を摂ることが効果的だと言われています。代謝がより活発になると、体にも様々な良い影響が起こります。
お肌が綺麗になったり、便秘にならなくなったりと、より健康的な体になったら嬉しいですよね。お肉や加工食品など、消化にエネルギーがとても必要なものばかり食べていると、私たちの代謝は衰えてしまいます。そこで、消化によいローフードを取り入れることが大切になってきます。
ローフードって何を食べたらいいの?
果物を生で食べる、野菜を生で食べる、実はそれがローフードを食べる、ということなのです。
難しいテクニックが必要なわけではなく、生のリンゴをかじる、生のレタスを食べる、など普段取り入れている食事の仕方で十分ローフード摂取になっているのです。
完全ローフードで生活する方がいいの?
三食全てローフードにしなければダメ?
そんなことはないと思います。
正解の食生活というものはないからです。ご自身の体が求めているものを知ることがとても大切です。
生のお野菜や果物を食べて、美味しい!もっと食べたい!体が満足している感じがする!また食べたい!
そう思えたなら、ローフードがとても体に合っていて喜んでいるのかもしれません。
楽しく食べてこそ健康も伴うもの。
まずは少しずつローフードを増やしてみるのはいかがでしょうか?
今回は、生の野菜サラダだけでなく、もっともっとバリエーション豊かに楽しく野菜を取り入れていただけるようなローフードのソースを4種類ご紹介します。
まずは野菜スティックにつけて、サラダにかけて、召し上がってみてください。きっと食が進んでパクパク野菜を食べてしまうことと思います。
また、生の野菜サラダ+ソースだけの100%ローフードで食べることももちろんOKなのですが、毎回全てローフードだけではちょっと、、、温かいものも食べたいし、、、と言う方のためにも、ローフード以外の食材との組み合わせもご紹介していきます。
今回ご紹介するソースの材料は、生のものを用意しましょう。
ローフードでは栄養価の高いナッツもよく使いますが、生のナッツはものによって浸水が必要です。
今回レシピに登場しているクルミとアーモンドは一晩浸水しましょう。
松の実は浸水しなくて大丈夫です。
ローフードを取り入れてみよう〜使い道抜群のローフードソースレシピとアレンジレシピ〜
①満足感抜群な“クルミソース”
=材料=
生のクルミ(1.5カップ)、レモン汁(大1と1/2)、オリーブオイル(大1/2)、しょうゆ(大1/2)、塩(小1/3)、タマネギみじん切り(大2)、パセリみじん切り(大2)、ニンニクみじん切り(小1/2)
=作り方=
1.クルミはたっぷりの水に入れて一晩浸水する。
2.クルミ、レモン汁、オリーブオイル、しょうゆ、塩をフードプロセッサーにかけてペースト状にする。
3.2にタマネギ、パセリ、ニンニクを加えて混ぜる。
☆クルミソースのアレンジレシピ
・ 5mm幅程度に切った大根やカブにクルミソースをのせて、カナッペ風に。
・ レタス、スプラウト、トマト、ニンジンなど定番の野菜のサラダに加えて和えて。
・ キュウリと和えて、ツナサラダ風に。マヨネーズをたしても。
・ パンに塗ってサンドイッチにしてもとても美味しいです。
②イタリアンを作るなら定番の“バジルソース”
=材料=
バジル(50g)、生の松の実(25g)、オリーブオイル(30g)、ニンニク(小1/2片)、塩(小1/3)
=作り方=
1.材料をフードプロセッサーに入れてペーストにする。
2.保存するときは、瓶に入れてオイルを上から満遍なくかけておくとよい。
3.その他、クレソン、春菊、菜の花、シソ、フェンネルなど、バジルに置き換えて作っても生の野菜の苦みや香りを堪能できてとても楽しい!そして美味しい!
4.松の実はクルミやアーモンドに置き換えてもOK。
☆バジルソースのアレンジレシピ
・ まずはとにかくパスタソースに。
茹でた普通のパスタでももちろん美味しくてよいのですが、完全にローフードで作ろうという場合は、ズッキーニや大根、キュウリなどをピーラーなどで細長く切り、パスタ代わりに使いましょう。
あっさりしてとても軽い食事に向いています。
ジェノベーゼのように、普通のパスタソースとして使うなら、ジャガイモとインゲンとの組み合わせが抜群!
・ スライスしたトマトとモッツァレラチーズにかけてカプレーゼ風に。
・ 生のお魚のカルパッチョ風にしたものにかけても。
・ スライスしたカブをカルパッチョ風にして、そのソースにしても。
・ もちろんパスタなしで茹でたジャガイモやインゲンにからめて。
・ ガーリックトーストに塗って。
・ サンドイッチの仕上げのソースに使うととてもおシャレなイタリアンサンドに。
・ 鶏肉にもよく合います。
・ パルメザンチーズを加えるとぐっとコクがでます。
・ とにかく何にでもかけてみてください!
③アボカドソース
=材料=
アボカド(1/2個)、レモン汁(大1)、タマネギ(みじん切り大1)、ニンニク(みじん切り小1/4)、トマト(5mm角大1)、塩(小1/4)、オリーブオイル(大1.5)
=作り方=
1.アボカドをボールに入れてフォークでつぶし、材料をボールに入れて和える。
☆濃厚!アボカドソースのアレンジレシピ
・ 生野菜のディップに。
・ 酢飯に乗せて海苔で巻いて軍艦に!斬新、でも美味しい!
・ 茹でたショートパスタと野菜に和えて。
・ 蒸した鶏胸肉にかけて。
・ もちろんバゲットにつけてカナッペにも。
・ 中サイズのトマトの中身をくりぬいて、エビと共に中に詰めたらパーティに最適!中身をソースに使って。
・ レタスに塗って、キュウリやニンジンの千切り、スプラウトを乗せてロールして。
・ 細かく刻んだセロリ、キュウリ、パプリカとレーズンをソースで和えて。
④酸味のきいた大人の“ドライトマトソース”
=材料=
ドライトマト(70g)、オリーブオイル(大1.5)、レモン汁(大1/2)、ニンニク(小1片)、塩(小1/4)
=作り方=
1.ドライトマトはたっぷりの水に入れて一晩浸水して柔らかくする。
2.材料をフードプロセッサーに入れてペーストにする。
☆ドライトマトソースのアレンジレシピ
・ まずはパスタソースに。スライスしたオリーブを足しても美味しい。アンチョビを加えてもコクがより出ます。
・ 温野菜に。グリルしたパプリカと合わせても美味しい。グリルしたカボチャや、アスパラ、ジャガイ、カブ、レンコン、なんでも!ナス!!!
・ 生野菜に。生ズッキーニのスライスにからめたら、食欲のない夏にも食べられるかも。
・ バゲットにのせてカナッペに。バジルをちょこんとのせて。
・ ソテーした鶏肉に、豚肉に。こちらもオリーブを足しても。
・ 白身のお魚にも相性抜群。
・ ハチミツと組み合わせて甘さをたしてもOK。
・ 唐辛子を少し加えるとさらにパンチの効いた味わいに。ぜひパスタに。野菜パスタにも!
ローフードソース、いかがでしたでしょうか?
楽しいソースの使い方、堪能できそうでしょうか?
もっともっと生野菜や果物が食べたくなっていただけると嬉しいです!
ぜひ取り入れてみてくださいね!