コスメコンシェルジュとは?
はじめまして。専業主婦ですが、美容に関するオンライン勉強会やスキンケアについて研究をしているコスメコンシェルジュの清家宏美と申します。ところで、「コスメコンシェルジュ」とはどのような資格かご存じでしょうか?
コスメコンシェルジュとは、化粧品に関する正しい知識を普及するために誕生した美容資格のひとつで、あらゆる肌悩みに対して最適な化粧品を選びだせるプロフェッショナルを認定する資格です。資格取得後は、専門家によるセミナーやイベントに参加し、美容の最新情報を学んでいます。今回は、イベントにて学んだ「なぜマスク生活は顔のたるみをもたらすのか」と「小顔マッサージ」について紹介していきます。
マスク生活で表情筋が衰える!気付かぬうちにたるみ肌に…
コロナ禍でマスク着用が日常となった今、肌荒れやニキビの他、顔のたるみが気になってはいませんか?マスクを着用していると常に顔半分が隠れた状態にあり、会話も最小限になるため、表情が乏しくなりがちです。また、マスク着用時は鼻呼吸がしづらく、口が半開きの状態が続いたり、マスク着脱による急激な温度変化で乾燥状態にも。外出自粛によるテレワークやおうち時間が増えたことで、パソコンやスマホの長時間使用による首や肩のこり、ストレスや運動不足による代謝の低下も起こりやすい。これらが原因となり、血流悪化、ターンオーバーの乱れ、そして表情筋が衰え、気付かぬうちにたるみや老け顔につながってしまうのです。
表情筋には前頭筋、小頬骨筋、大頬骨筋、咬筋、口角下制筋、胸鎖乳突筋、口輪筋などがあります。口周りにある口輪筋には顔にある表情筋の70%がつながっており、口元が緩むと頬や顎、首の筋肉までも緩み、たるみの症状などが出やすくなってしまいます。そこで表情筋を意識したマッサージで、早めにたるみ対策をしていくことが重要となってきます。たるみが進行してしまうとセルフケアだけでは改善が難しいので、専門クリニックに相談してみてくださいね。
たるみ対策に!毎日のスキンケアに取り入れられる小顔マッサージ方法
今回私が学んだ「小顔マッサージ」は、たったの4STEPで出来てしまうとても簡単なマッサージ法です。先程紹介した表情筋をほぐし、フェイスラインのリンパを流す工程となります。準備段階として普段のスキンケアを行い、顔と首に美容液やジェル、クリームなどをたっぷり塗りなじませましょう。お好みのもので構いませんが、ハリや弾力感のあるアイテムがおすすめです。それでは早速マッサージに取り掛かりましょう!
STEP1:人差し指から小指4本の指先を使って眉の上から額に向けて引き上げ、生え際で止め、プレス。
STEP2:中指でほうれい線周りを上下に3回伸ばし、手で頬を包むようにし、内から外に引き上げ、こめかみを中指の指先でプレス。
STEP3:手をグーの形にして第2関節を使って、頬骨の下を少しずつ位置をずらしながら内から外に向かって押し上げる。
STEP4:右手で左側、左手で右側を交互に手の平で包むようにして耳の下から首筋のリンパを通って鎖骨までしっかり流し、鎖骨のくぼみを中指でプレス。
各STEP を3回繰り返しながら次の工程に進みましょう。3日に1度程度のマッサージでも構いませんが、毎日継続するとより効果的かと思います。マッサージを行う際、力が強いと顔が引きつりたるみにつながってしまうので、気持ちいいと感じる程度の力加減で行ってください。また、マッサージの途中滑りが悪いと感じたら美容液などを追加して手や指の圧がかかりすぎないように注意しましょう。普段のスキンケアに取り入れられるマッサージなので試してみてくださいね!
普段からたるみ予防を意識した生活を!
マスク着用が避けられない今、マッサージ以外にも日常生活で出来る予防対策はあります。口角が下がったままにならないよう、口を縦や横に大きく開いて表情筋を意識的に動かす運動は、マスクを外したタイミングのおうち時間に手軽に取り入れられます。また、乾燥状態が続くと肌代謝が低下してしまうので保湿ケアもしっかり行いましょう。適度な運動や入浴することにより、全身のめぐりをよくすることも予防につながります。これらを意識した生活を送ることでフェイスラインの引き締めだけでなく、気持ちも上向きにいきいきした生活にしていきましょう。
オガライフライター 清家 宏美 さんのプロフィール